米作りの2年目。
もちろん、無農薬・無肥料、そして、冬期湛水(とうきたんすい)は、1年目と同じ。
1年目と違うのは、直播ではなく、苗植えにしたこと。
苗は、もちろん、1年目で収穫した種籾から育てます。
その方法は、一般的に行われる「水苗代(みずなわしろ)」ではなく、畑で作る「陸苗代(おかなわしろ)」。
自然農では、この方法が一般なのかもしれません。
初めての挑戦で、不安と期待で、ワクワク、ドキドキでしたが、
なんとか元気な苗が育ったようです。
まだ数が足りるのか、わかりませんが、
満月の6月4日を田植えの日に設定しました。
とりあえず、1本植えをしようかと思いますが、
数が余るようでしたら、2、3本で植えるかもしれません。
陸苗代の方法は、川口由一監修・鏡山悦子著『自然農・栽培の手引き』を参考にしましたが、かなり、私の勝手流が入ってます。参考書では、種籾を丁寧に土の上に落とした後、また、丁寧に間隔を3センチメートル程度に手作業で置き直す、さらに、丁寧に覆土する、という膨大な手間をかけています。でも私の場合、種籾は「花咲か爺さん風」に、手にいっぱい握って、ちょっと放り上げる感じで、土の上に高密度までバラ撒きます。その後、だいたい等間隔に揃えるのと、覆土するのを兼ねて、レイキで何度が"整地"します。さらにその上に、籾殻くん炭を覆土して終わり、と、かなり手間をかけない方法にしてみました。この方法でも、結果は上々だったと思います。
最後に、米作りの方法について、少し、まとめておきます。
・冬期湛水(とうきたんすい)
秋の収穫の時だけ、田んぼの水を落とします。それ以外は、ずっと水をはっておきます。これによって水生動物が多く生活し、自然のサイクルが成立します。
・陸苗代(おかなわしろ)
一般的な水苗代に比べると、丈夫な苗ができます。
・不耕起
田んぼを一度も耕しません。田植えの前に「代かき」をして、どろどろの土にすることはないので、水をはった田んぼに入って、手で田植えをします。陸苗代で育てが丈夫が苗が、硬い土の中に丈夫な根を張ります。
・無農薬・無肥料
殺虫剤を使いません。その代わり、手で草取りをします。
肥料を使いません。藁(わら)や糠(ぬか)を秋の収穫の後に入れるだけです。あとは水生動物・微生物などが栄養を作ってくれます。
・天日干し
収穫の後は、機会干しをせず、天日干しをします。
この方法によって、丈夫な米が育ち、安心安全な、とても美味しいお米を食べることができます。
29 май 2023