絵画・美術・骨董を銀座の鑑定士が目利き。価格を専門的に査定します。鑑定・買取　秋華洞 ドキュメント 

本物か偽物か的な話ばかりだと辟易しますが、こういった楽しそうのお仕事する姿を見せていただけるのは面白いですね。

編集のせいもあるだろうが、基本的に「この作家で本物だから高い」ばかりで、具体的にどの部分からその作品は本物で高いのかをテレビを見てる側には伝わらない。 権威ある人の感覚が絶対正義のように思えてしまう。 あと、ある番組で表示される”評価額”と”買取額”は全く異なる事も一般の視聴者はわかっているのだろうか 番組で５００万の評価額が出て、それを持ち込んだ一般人が家族揃って喜んでいるが、別に５００万円で売れるわけではないからね。

何でも鑑定団

そういえば、どれぐらい前か、テレビ番組の、”何でも鑑定団”、で、櫓山人作だという緑色の皿を鑑定してもらった奥さんがいた。昔、骨董商から５００万円で購入したと言う。まあ、見た感じは、子供が書いたようなどうでもいい何本かの緑色の草だろうが描かれた小さな四角い皿だよ。ボンヤリした感じのさ。で、奥さん、こんな風に話していた。 　『骨董商から、櫓山人の作だ、櫓山人を知らないのか？、っと言われ、どうしても欲しくなって買ってしまった。それで、５００万円を支払い購入しました。』 　じゃあ、ってんで鑑定価格は？、って鑑定してもらったら、４００円か５００円だった。驚きの鑑定結果だった。会場に居た観客からは、笑い声や、ため息や、会場をゆるがすような大きなどよめきが起きたよ。こんなさ。 　『わっはははははは！！』、『わっはははははは！！』、『わっはははははは！！』、『わっはははははは！！』、　『わっはははははは！！』、『わっはははははは！！』、『わっはははははは！！』、『わっはははははは！！』 　そんなもんだよなあ～。世の中ってさあ。めくら千人のさ。欲しい人は、どうしても欲しくなっちゃんだよなあ。こんな事を言ってさ。ふらふら、ふらふらしているんだよなあ。 　『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか？』 　令和元年６月１５日（土曜）小雨　１７℃　午前７：５８　世田谷区より。