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館長の美術館ザッピング59 35周年記念 かいけつゾロリ大冒険展 (9月1日まで)の見どころ① 

天心記念五浦美術館 天心さんチャンネル
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館長の美術館ザッピング 59
小泉晋弥館長が、美術館を歩き回って気づいたことを綴ります。
35周年記念 かいけつゾロリ大冒険展 (9月1日まで)の見どころ①
◎絵物語の豊かさ:鉛筆原稿の魅力
『#かいけつゾロリ』シリーズについては、説明する必要はないだろう。現在74巻が発売され、約3500万部以上が発行されているロングセラーだ。小学校の朝の読書では、ナンバーワンの人気作品だという。
本の面白さは、手に取って読むのが一番。美術館の展覧会で「ゾロリ」を見るのは何が面白いのだろう? 正直に言うと筆者は少し疑問に思っていた。けれども、会場に並んだ原稿類を見てみると純粋に面白い。
まず、鉛筆デッサン。強弱のある鉛筆の線を、数本重ねて輪郭が下描きされている。それらの線が、ゾロリなどの登場人物に動きを与え、空間に豊かなふくらみを与えている。それは最後にロットリング(ペン)で、単純な一本の線にまとめられるのだが、一本になっても豊かさの記憶は線に残っているのだ。
次に、画面構成。文字のマスが青く印刷された原稿用紙に、手書き文字とデッサンが配置されたバランスの良さ。ストーリーだけを作るのではなく、絵も自分で描くという原ゆたか氏ならではの感覚がよく見える。見開きページの右から左へと展開する、縦書きの日本語ならではの動きを生かそうと、鉛筆と消しゴムでいろいろと試しているのがよく見えるのだ。
夏目漱石は、科学者と文学者の文章の違いについて、「科学者は概念を伝えようとし、文学者は画を描こうとする」と述べていた。まさに絵を描こうとした文章と、描き切れなかった部分が絵になって目前にある。江戸時代の読本(よみほん)の伝統そのものの表現がここにある。
#五浦 #天心 #美術館 #原ゆたか #絵本

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5 июл 2024

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