10万人突破！【特別無料公開】小泉悠×太田啓之×高橋杉雄「アニメの戦争と兵器」 ※7月14日まで 

御三方のお話を興味深くききました アニメのことはやっぱりわからないことが多いですが ときおり感じるのですが「時代の変化」を感じます 1990年代は、わたしが感じてきたことでしかないんですが オタク=異常者 という感じでした それが世の中がかわって こういうマニアックなアニメの話をいい大人がすることを許容する時代になった とても良いことだとおもいます わたしはエヴァンゲリオン放映当時は高校生でしたが 社会のなかでオタクの扱いは先述したような雰囲気でした わたしはそうした社会の雰囲気を「おかしい」とおもい反発していたのを思い出します (以下個人的な話) (長いしほんと個人的な話) わたしは古い戦争映画などみたり歴史についてかじったりしていたので オタクを異常者扱いするのは 「ファシズムだ！全体主義だ！」 と言って反発してました ビクビクおびえながら… いまはあらゆる意味で「多様性」という言葉に象徴されるように 各々が各々の楽しいことをやっている(のかなあ…わからない) ちなみにファシズムも全体主義もマンガチックなイメージしかないですが 昔は 「皆が同じ方向をむき同じことする」 のが「正しい」とされる雰囲気があり 当然ながら「自分の趣味」を持つオタクは異常者でした わたしも異常者扱いされることもありましたが 「あんたらは全体主義者よ！天皇陛下万歳と叫ばないだけの全体主義者！」と怒っていました 自分の考えをもってはならぬ 趣味も世の中で流行しているものや同世代がたのしんでいる「主流」となるものを ほとんど「強制」されるという雰囲気でした わたしは戦争映画などみて そうした 「皆が同じ方向を向き同じことをやれ」という雰囲気を非常に嫌悪していたので同世代が当時はとくに大嫌いでした どういえばよいのか…学校のルールに従い先生の言うことをきいて これも半強制でしたが それに反発している生徒も同世代に 流行っているものを強制し はみだす者を馬鹿にするという感じで 「おまえら学校の先生と変わらない」と 学校の先生は校則を「強制」し お前ら同世代は流行や趣味を強制することで「同質化」を強制しようとする、と 東條英機だったかな？ 「日本人はたいへん優秀な民族です だれもが同じで均質で均等 はみだすものなどおりません」 みたいなことを言ってて なんとも「くだらない」とおもったりしていたので 「おまえら東條の奴隷か!?」 と言って半ギレになることもあった わたしはわたしで結局日本人なので 「はみだす」ことに躊躇はありましたし それはオドオドしていたとおもいます でも 「間違ってるものは間違ってる」 「だれもが自分の人生をいきていいはずだ」 「皆がみな同じ方向をむき同じことをしろ」という雰囲気は間違ってると わたしはミリタリーが好きだったので オタクのまま生きてましたが やっぱりあの時代は生きづらかった 人づてに聞いた話で アニメオタクであることに苦しんで精神的に病んでしまったような人もいて 心底かわいそうだとおもいました そういう意味で「ひどい時代」でした 学校だからこうなのだろうと思っていたら社会に出てもたいしてかわらなかった はみだす者を笑う一方 「はみだすのが怖いんだな」 ともおもいました 彼らは皆とちがうことが怖くてできない人たちなんだな、と わたしと違う意味で 「ビクビクおびえながら生きている人たち」なんだとおもいました よくはないですが当時は蔑みの感情をこめて同世代を「東條くん」と読んだことも一度や二度ではないです 世の中がかわってよかったなあとつくづくおもいます！

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