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初代より頑なに低重心のフラット4エンジンと4WDを採用し続けたレオーネ。スバルのメカニカルアイデアの優秀さは、より進化を遂げレガシィなどに引き継がれ成功を収めた事で立証された。本車両は2代目レオーネの後期型ツーリングワゴン レザーバージョン。EA型水平対向1.8OHVユニットは良好な低中速トルクを発生。素直でリニアな吹け上がりで、1t程度のボディーを軽々と引っ張る。今となっては決して高出力エンジンではないが、バイブレーションも良く抑えられたナチュラルな回転フィールが持ち味。100km/h巡航は4速3000rpmほどでロングツーリングも十分にこなせる。当時は商用車やバンのイメージが強かった4WDシステムを乗用ステーションワゴンに採用する「さきがけ」となった記念碑的モデル。本車両に採用されているレザーシートはフランス車風のデザインと生産32年後の現在でも劣化・硬化の少ない高品質な素材が奢られている。シートと同系色で整えられたライトベージュ基調のインテリア。ドア内張りには3種類の異なる素材が組み合わされ、フロアは毛足の長めのブラウンのカーペットでコーディネートされている。スバル4WD=バンの概念を打ち破るステーションワンゴン発売。当初から輸出品質とツーリングワゴンのプレミアム感向上に注力していた先見はすごい。非常に軽いクラッチを踏み込みカチッと決まるトランスミッション操作しての走りはツーリングワゴンのネーミングに恥じぬ軽快で疲労の少ない走り心地を実現。フラット4エンジンのフィールなどなかなかに味のある走行性能が愉しめる昭和スバルのテイスト満載の1台・・・レオーネ ツーリングワゴン。
29 янв 2014