7120kHz 怪電波の発信源をTDoA方向探知で調べました。結果、発信場所は以前5350kHzや7MHz CWバンドに侵入していたロシア沿岸部にあるOTHレーダーのアンテナからでした。しかし周波数と信号波形は異なります。
KiwiのWebSDRは、以前はOldアルゴリズムを使うと精度良くTDoA方向探知できましたが、方向探知を説明した動画配信以降、なぜかOldのチェックボックスがなくなりました。そのせいか分かりませんが、位置検出精度がよくないです。
以前はヒートマップ結果の位置からロシアのOTHアンテナまで約10kmでしたが、今回は20kmくらい離れています。もしかしたら別のアンテナかもしれませんが、衛星画像では見つかりませんでした。
中国の地表波OTHレーダー・アンテナは、海岸のすぐそばに設置されています(場所は台湾の対岸、以前の動画をご参照下さい)。このロシアのアンテナは海岸近く三角州の場所にあります。このため恐らくアースが良好で、また表面波レーダーですから、受信信号を捉えやすい場所ではないでしょうか。
動画を配信後、7120kHzの信号は確認できず、5350kHzでも受信はできませんでした。
7MHzには怪電波が入り乱れて出没してきますが、方向探知すると中国、ロシア、米軍所沢通信所からでした。北朝鮮もありそうですが、まだ確認できておりません。
#アマチュア無線 #hamradio #TDoA
24 дек 2023