NEW HYBRID SKIING 

NEW HYBRID SKIING
「Have fun with alternative skiing」
従来、スキー技術の考え方は、スキー操作を中核に筋力でスキーを回旋させる技法が継続的におこなわれてきた。しかし、筋力の働きに頼り度が過ぎると筋力ブレーキをかける状態に陥る。同時にスキー操作主体の運動は、斜面とスキーの位置関係を問題にすることから体力的限界がはやく努力を重ねても成果を上げることができずに疑問をもつ人々を大勢見かけるのが現実である。その一方で、物理的にも精神的にも余裕を持って成果を上げる人々がいることもまた事実である。この違いは、本人のスキー観、つまりスキー技術をどのようにとらえているか、ひいてはスキーにおける運動をどのように考えているのかによって生じるものであり、高い成果を期待するのであれば、これまでの既成概念にとらわれず上達のメカニズムを抜本的に見直すことが必要不可欠である。スキー技術の考え方は、スキー操作主体の技術を踏まえたうえで身体運動主体へのシフトが重要になる。それは、エッジング操作主義からフェース・コントロールへのシフトである。また、多くの人々は、この大きな技術の変化に気付いていないことも現実である。重力との関わりに身体運動のセオリーを理解すれば実践的な応用、発展が試みられることになる。
「Face control」
スキーの面への垂直方向の荷重とその面の傾きのコントロール。
KC ＆ SUNSHINE SNOW CLUB
　　　　　 KAZUYUKI CHIBA