木田勇投手は、ドラフト会議で2年連続でドラフト1位指名された選手。1978年はご両親の病気など横浜を離れたくないという理由で広島1位を拒否。翌1979年は3球団すべて在京球団(巨人、大洋、日ハム)も抽選の結果は日本ハムに。本人いわく運がないといたっとか?
しかし1年目からアメージングルーキーともいわれ大活躍。22勝8敗4セーブ・225奪三振・防御率2.28・勝率.733という成績で最多勝・最優秀防御率・最高勝率と当時の投手三冠タイトルを独占した。そして新人選手初のMVPも獲得。1年目獲得できんかったのは優勝くらいとも言われた。もしだが当時パ・リーグも沢村賞の対象になっていたら間違いなく沢村賞も受賞していただろう。ちなみにこの年の沢村賞は該当者なしだった。
1年目記録としては、23インイング連続奪三振の日本プロ野球タイ記録も樹立。毎回奪三振もシーズン3回記録しており、これは江川卓(1981年)と並ぶプロ野球記録。リリーフでも登板しており、無死満塁の状況で阪急の福本豊、簑田浩二、加藤英司から全て速球で連続奪三振を取る離れ業もやってのけたのは圧巻だった。
1年目からフル回転の影響からか2年目はなんとか二桁10勝するも年々成績は伸び悩み横浜大洋、中日に移籍するも1年目ほどの活躍できず引退。
通算成績・タイトル・表彰
273試合 60勝71敗6S 防御率4.23
最多勝利1回 最優秀防御率1回 最高勝率1回
MVP 新人王
15 май 2021