1月21日(火曜日)藤原小学校で、卒業を間近に控えた6年生36人が銅板レリーフを作りました。
ものづくりの楽しさを伝えたのは三重県板金工業組合員の皆さんです。
児童達は初めての体験に興味を持って楽しく作業を進め、先ずはカーボン紙を使って苗字や好きな言葉の輪郭をなぞりました。
画数が多いと神経を使う作業に・・・
続いてはヘラ出し。
竹べらで銅板の裏から文字を押し出していきます。
しっかりと浮き出るように少しずつ力を加え、根気の要る作業が続きました。
上手く仕上げるコツは、ここでいかに膨らみを持たせるかだそうで、皆さん慎重に進めていました。
卒業制作を兼ねて行われたこの銅板レリーフ作り。
三重県板金工業組合の浜本隆弘さんは、「昔ながらの職人が減っているので、このような体験を通して、板金の仕事に興味を持ってもらえると嬉しいです」と話していました。
そして銅板に付いた指紋や油を落とすために洗剤で綺麗に洗い、さらに文字の部分を油性ペンでコーティングし特殊な薬剤に浸します。
すると化学反応が起こり銅の部分が黒く変色していきました。
最後に専用のスプレーを油性ペンでコーティングした文字の部分に振りかけ綺麗に洗い流すと銅板本来の色が出てきて児童達は大変感動している様子でした。
この日の体験を通して職人技に触れた皆さん。
完成したこの銅板レリーフは、3月19日の卒業式会場で展示されます。
14 апр 2020