The End of Edo Period 196: Shogun Joraku and Expulsion of Foreigners 

英「やるじゃあないか」 薩「へっ、お前もな」

ドヴォルザーク作曲　交響曲第9番「新世界より」から第4楽章ですね。 ru-vid.com/video/%D0%B2%D0%B8%D0%B4%D0%B5%D0%BE-yghxNLey1v8.html

①この動画では城下町焼失の程度に言及は無い ●8:41で「薩摩の城下町は焼失してしまいます」とあるが、「“ほとんど”焼失した」のような焼失の程度に関する言及は無い。 ●55 tomokunさんの「『薩摩の城下町がほとんど消失した』のくだりは郷土史にも証拠がありません」という発言は、根拠の無い自虐史観の賜物という主張を持ち出したいがために動画の一部を歪めて引用したストローマン論法であると言える。 ●「“一部”焼失した」と表現したほうが的確であるのは事実。 ②「郷土史にも証拠がありません」「与次郎の砲台周りが焼けただけで99％が無傷」に疑義あり 鹿児島市史第1巻／第4編 近世編／第1章 城下の変遷／薩英戦争(396～398ページ) ●397ページ15行目以降を引用。「開戦前、天祐丸・白鳳丸・青鷹丸という薩摩が大切にしている三隻の船をイギリス側に焼かれ、かつかれらの新式兵器アームストロング砲のために、砲台や大砲を撃破され、かつ集成館や鋳銭所、琉球貿易船3隻、寺院4カ所等を焼失、さらに城下の1割にあたる上町方面の町屋敷350戸・士屋敷160戸を焼き払われた」と、＊＊＊郷土史に記述がある＊＊＊。城下町10％に加えて砲台等も被害を受けており、“99%が無傷”とはかけ離れた記述。 ●上町は鶴丸城以北の地域を指し、甲突川河口に位置する与次郎地区からは直線で3km以上離れている。よって「与次郎砲台周りが焼けただけ」という主張は市史と矛盾する。 ●以下のように続く。「ただイギリス側が薩摩の罪なき民家を多数焼いたことは、本国議会で大論議をまき起こし、キューパー提督が自己の任務を誤解しての結果であると非難された」 ③複数個所の焼失を示す別史料あり 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ／『奇兵隊日記』／[薩英戦争鹿児島湾図] ●鹿児島湾および桜島と鶴丸城一帯を描いた絵図 ●鶴丸城北から稲荷川までの広い範囲を指して「此迄八月第十五日焼失」との記述あり。これは②で取り上げた上町地域に一致する。 ●祇園之洲砲台と思われる地点に「第八　四挺大砲舩隊ヨリ破損サレタリ　八月第十五日」と記述あり。 ●集成館のあった場所に「製鉄并ニ製造所八月十五日焼失」と記述あり。 ●稲荷川河口から北沿いの海岸に「琉球舩焼失」 ●鶴丸城至近の砲台群（第三～第七砲台）に「大炮四挺破損」（新波止・一丁砲台等だと思われる） ●桜島・袴腰砲台と思われる地点に「八月十五日及ビ十六日惣炮破損セリ」 ●桜島・烏島砲台と思われる地点に「第十　八月十六日打留ラレタリ」 ●烏島砲台よりも南の地点に「第十一　府庫八月十六日焼失」 ●清滝川河口付近に「此処八月第十六日焼失」 ●天保山砲台（第一砲台）付近を指して「府庫等八月第十六日焼失」とある。まさに与次郎地区であり、55 tomokunさんが言う「与次郎の砲台周りが焼けただけ」とはこのことか？ ④「大隅半島側の砲台からの攻撃が命中し英国側を敗走させている」には疑義なし（ただし、薩摩藩の一方的な勝利ではないことには注意が必要） ●鹿児島市史第1巻397ページ12行目～「イギリス側はパーサス号が桜島袴腰砲台からの命中砲弾を受けて、錨を切って逃げ出した」 ●袴腰砲台跡にある観光用の案内板に「薩英戦争時には4門の大砲が配備され、戦闘が始まった時、砲台のすぐ前に停泊していた英艦パーシューズに砲撃を浴びせています。英艦パーシューズは驚き、錨を切り捨てて離脱しました」 ●どの砲台の攻撃によるものかは分からないが、「旗艦ユーリアラス号では艦長・副長および7名の水兵が戦死するという大損害を受けた。激戦3時間半に及び、イギリス側は死者13名、負傷者50名を出し、翌3日遂に前の浜から退却南下した」（397ページ12行目～） ⑤参照した資料へのアクセス方法。RU-vidにスパム扱いされるのでURLは張り付けない。 ②の資料：鹿児島市ホームページ→市政情報→鹿児島市の紹介→鹿児島市史等→鹿児島市史台1巻→第4編近世編 ③の史料：京都大学貴重資料デジタルアーカイブ→“奇兵隊日記”を検索→『奇兵隊日記』→リンク一覧から[薩英戦争鹿児島湾図]を選択 ④の案内板：検索エンジンで“鹿児島県観光サイトかごしまの旅 袴腰砲台”と検索

55 tomokunさん、私の返信に回答していただけますか？ 資料・史料とは全く異なる情報をこのまま放置して、このチャンネルの視聴者に誤解を与えてよいとお考えですか。特に学びの途上にいる中高生にとってよくありません。訂正・撤回・反論等いただきたいです。